帰化申請の面接内容と成功させる2つのポイント
帰化を希望している方なら手続きの過程で面接があるということは知っている方も多いと思います。
ではこの帰化申請の面接について
どんな服装で行けばいいの?持ち物は?
筆記のテストがあるって聞いたけどホント?
どんな質問をされる?
などたくさんの疑問があると思います。
こちらでは帰化申請の面接の内容と、面接を成功させるための2つのポイントをご説明していきたいと思います。
帰化申請の面接内容
面接のタイミング
帰化申請の流れをざっくりいうと
法務局への相談
↓
必要書類の収集と作成
↓
帰化申請書の受理(調査)
↓
面接
↓
審査
↓
許可の通知
となります。
面接は帰化申請書の受理から2〜4カ月後に担当官から連絡があり面接日の相談をします。
平日の昼間に行われるので土日休みのお仕事をしている方は調整がむずかしいかもしれませんが、なんとか都合をつけて下さい。
面接に行く時の服装と持ち物は?
基本的に服装は自由です。
私服でも、スーツでも大丈夫です。
身だしなみという意味でスウェットの上下などのカジュアルすぎるものは、避けた方が良いでしょう。
持ち物に関しては事前に法務局から指示がありますが
〇外国人登録カード
〇パスポート
〇運転免許証(持っていれば)
の3点は忘れずに持っていきましょう。
筆記テストはあるの?
必ずではありませんが、担当官が面接をする中で「ちょっと日本語のレベルがあやしいな」と判断された場合には小学3年生レベル読み書きの日本語テストを受ける場合があります。
面接ではどんなことが聞かれる?
面接で聞かれる内容は大きく分けて4つです。
●帰化に関する意思の確認
●家族関係
●生計関係
●素行関係
帰化に関する意思の確認
かんたんに言うと「なぜ日本人になりたいんですか?」ということです。
事前に帰化の動機書を提出していますから、それを自分で再度確認して同じ内容の説明ができれば問題ありません。
動機書とちがうことを言ってしまうと齟齬(そご=くいちがい)があると判断されかねませんので気をつけましょう。
家族関係
出身地や家族構成、家族の生年月日などです。
生計関係
仕事などに関する質問です。
どんな仕事しているか、どれくらいの収入があるか、貯金はどのくらいあるかという内容の質問が予想されます。
「今後、日本でちゃんと生活していける経済力がありますか?」という意味合いです。
素行関係
きちんと納税等をしているか、犯罪歴の有無など、「真面目な人ですか?」ということが問われます。
どの質問にも言える大事なポイントは2つ
どの質問にも言える大事なポイントは2つです。
1つは正直に。
もう1つは、最初から最後まで一貫した主張をすることです。
法務局の初回相談時に言ったことや、事前に提出した書類と矛盾することを答えてしまうと担当官に「嘘をついてるのかな?」「矛盾してるな」と思われてしまいます。
そして、最悪の場合は不許可になってしまいます。
法務局は嘘と矛盾をいちばん嫌います。
面接の前に提出した書類を再度見直して、そして正直に質問に答えると言うことが成功のカギです。
まとめ
◯面接のタイミングは帰化申請書受理から2〜4カ月後
◯面接時の服装は自由ですが印象は大事です。身だしなみは整えて行きましょう。
◯面接時の持ち物は指示があるので、忘れ物のないように準備を。
◯筆記テストの難易度は小学3年生の読み書きレベルです。
◯質問には正直に矛盾なく答えられれば大丈夫!