帰化申請を自分でする!手続きの流れをわかりやすく解説
「専門家に依頼せずに自身で帰化申請をしたい!」
帰化を希望する方の中には、そう考える方もいるのではないでしょうか。
このページでは自分で帰化申請する場合の手続きの流れと
「自分で帰化申請をするのは大変」といわれる理由をわかりやすく解説していきます。
帰化申請の流れ
帰化の条件をチェックする
まずは自身が帰化申請できる条件を満たしているか確認しましょう。
その条件をクリアしていれば帰化申請のスタートラインです。
法務局で帰化の事前相談をする
行政書士などの専門家に依頼しない場合は法務局への事前相談からスタートします。
自分で帰化申請をする場合に気をつけるべきポイントは
この相談の段階からすべて記録がとられていて、後に提出する書類や事実と相違があると不利になってしまうことがあるということです。
相談先は外国人登録をしている住所によって決まります。(住民票に記載されている住所)
予約が必要ですので事前に電話で確認しましょう。
(現在はコロナウィルス感染症拡大防止対策のため相談の際に入室できるのは1名に限られている場合があります。)
松戸市・流山市在住の方は →千葉地方法務局松戸支局
市川市・鎌ヶ谷市・浦安市在住の方は →千葉地方法務局市川支局
柏市・我孫子市・野田市在住の方は →千葉地方法務局柏支局
千葉市・その他上記以外千葉県内の市町村在住の方は→千葉地方法務局本局
帰化申請に必要な書類を集める・作成する
帰化申請の手続きの中で一番大変なのがこの必要書類の収集です。
帰化申請の必要書類は申請者の職業・家族関係・国籍などによってすごく変わってきます。
日本国内の書類に関しては有効な期限が決められているのでスケジュールも考えて収集する必要があります。
ここが一番のがんばりどころです!
法務局で書類のチェックをしてもらう
事前に予約をとって所管の法務局で収集した書類に不備・不足などがないか確認をしてもらいます。
予約が混んでいると次の予約日までに書類の有効期限が切れてしまうことも考えられるので、書類の収集と作成は事前にしっかりと精査する必要があります。
帰化申請書の受理
必要書類が全て整うと帰化申請書の受理をしてもらえます。
そのまま帰化申請書の受理になる場合もあります。
・申請者の家族全員が出頭する(15歳未満は欠席できる)
・担当者の面前で申請書に署名と押印
・同じく宣誓書の読み上げと署名と押印
・受付票が交付される
法務局での面接
申請書が受理されてから2~3ヶ月後に法務局から面接日時の電話連絡が入りますので日程の予約をします。
そして面接日時に法務局に出向き面接を行います。
どんなことを聞かれるのかな
気をつけるのは提出した書類と面接で言ったことが違うということがないようにということです。
また、面接で日本語能力に疑問ありと判断された場合は日本語のテストを受けることもあります。
法務大臣の決済
法務局での面接が終わると調査・審査があり法務省で大臣決済が行われます。
結果の通知
帰化申請が許可されると官報に公示されて、その後帰化申請が許可された旨の通知がきます。
これで日本国籍を取得したことになります。
10ヶ月~14ヶ月ほどかかります。
自分で帰化申請をする場合って何が大変なの?
自分で帰化申請をするのは大変というのはなんとなくわかっていても
具体的にどのへんが難しいのか、大変なのかがはっきりせずモヤモヤしている方もいるのではないでしょうか。
このパートでは、そのモヤモヤした不安を明確にしていくことで自分でやってみるのか、それとも専門家に任せるのかを判断する為の材料にしてもらえればと思います。
書類の収集が大変
帰化申請の手続きで一番大変なのは必要書類の収集だといえます。
申請に必要となる書類の枚数は少ない場合でも100枚以上になります。
収入・資産を証明する書類も各所から発行してもらわないといけないんですね。
本国の書類に関しては必ず和訳したものをつけなくてはならないので自身でできない場合は翻訳会社などに依頼して和訳を作成してもらわなければなりません。
平日に休みを取らなくてはならないことが多々ある
必要書類を収集する為に市町村の役所などに行く場合も、法務局への相談に行く場合も、公的機関は土日が休みのことがほとんどです。
それぞれの機関にいくたびに平日に休暇をとらなくてはならないという場面があります。
そんなにたくさん平日に休まなければいけないのは悩ましいことですね。
申請書・理由書などの書類作成の方法がわからない
必要なポイントをおさえていないと法務局で何度も補正を求められたり、場合によっては申請の取り下げをすすめられたりという場合もあります。
苦労して必要書類を集めても補正をしている間に期限がすぎてしまえば、もう一度収集のやり直しになってしまうこともあります。
自分だけでやる場合途中で挫折してしまうことが多い
自分でやると決めたものの手続きの過程でわからないことが多かったり、なんども補正を求められることで途中で挫折してしまうことが多いようです。
わからないことや不安なことがある時にすぐに相談ができるパートナーがいることは心強く安心して帰化申請に望めます。
自分でもできるのになぜ多くの人は帰化申請を専門家に依頼するのか?
自分で帰化申請をすることができるか、できないかで言えばできます。
では、なぜ自分でもできる手続きを多くの人は行政書士などの専門家に依頼するのか?
という疑問がわくと思います。
帰化申請千葉
・安心して手続きをしたい
・自分でやることを最小限にしたい
・時間をかけたくない
・帰化が許可される確率を上げたい
申請者にはこのような思いがあり、専門家はその思いに応えることができるからです。
自分でやろうとはじめても途中で挫折して
それまでの苦労がムダになってしまうこともあります。
不安や疑問がある場合は専門家にご相談ください。