帰化申請にかかる期間は？
帰化申請には時間がかかるというのはなんとなくわかっていても
実際にどんなことに時間がかかり結果が出るまでどのくらいの期間を要するのかはわからないという方が多いのではないでしょうか。
こちらでは帰化申請の手続きをはじめてから結果が出るまでに要する期間についてと、できるだけ早く日本国籍を取得する為に必要なことは何かをわかりやすく解説していきます。
自身が帰化申請をする際の参考にしてください。
帰化申請の手続き開始から結果までの平均期間と内訳
通常帰化申請の手続きをはじめてから結果が出るまでの期間は平均で10カ月〜14ヶ月年くらいです。
その内訳はこちらになります。
書類を収集や作成にかかる期間
約2〜3カ月
帰化申請書の受理から面接までの期間
約3〜4カ月
法務省審査から許可or不許可の結果が出るまでの期間
約6〜8カ月
書類を収集や作成にかかる期間【約2〜3カ月】
帰化の申請をする為には、多くの書類を集める必要があります。
法務局へ相談に行って帰化申請の要件に該当していると判断されたら必要書類のリストをもらえますので、それをもとに必要書類の収集をします。
国内の官公署の書類、会社などに発行してもらう書類、そして本国から取り寄せる身分を証明するための書類などです。
そして必要書類が集まったらそれをもとに申請書類の記入と作成をします。
かかる時間は自分でやるか専門家に任せるかによっても変わります。
官公署は平日だけしかやっていないことも多いですよね。
土日休みの仕事だと、月に何度も平日に休みをとることもむづかしいし…
短期間で全部自分でやるのはなかなか大変そうですね。
帰化申請書や動機書も、自分できちんとつくるのはむずかしいから時間がかかりそうです。
公的な書類の収集は一か所からでなく市町村役場、税務署、法務局、年金事務所、自動車安全運転センターなど各所に行って入手しなくてはいけませんし1〜2日で全ての書類を集めることはむずかしいですね。
書類の記入作成も慣れていないと、時間がかかる作業です。
帰化申請書の受理から面接までの期間【約3〜4カ月】
書類をすべてそろえて法務局に受理してもらったら面接の日程を知らせる連絡待ちです。
この期間に申請者がすることは特にありません。
この間に法務局で提出した書類の点検・諸官庁への照会・書類審査・調査などが行われています。
注意するのは海外に出国をする場合などは届け出が必要になるということです。
つい忘れていたというようなことがないようにしましょう。
そのほか引越し、転職、結婚、出産等の生活環境の変化があった場合は法務局への報告が必要です。
・法務局への届け出を忘れないこと
・長期の出国はやめること
短期でも回数が多いのはよくありません。
法務省審査から許可or不許可の結果が出るまでの期間【約6〜8カ月】
法務局での面接のあと場合によっては自宅への訪問、職場や近所での聞き込みをすることなどもあるようです。
帰化申請で一番の御法度は”虚偽”つまりうそをつくことです。
面接で話した内容と事実がちがうということがあれば、当然おかしいぞということで不許可になってしまうこともあります。
そして審査（調査）が終わると法務大臣の決済で許可・不許可の決定がなされます。
それは、はじめに相談に行った時から面接まで全部です。
よく見せようとしてつい話してしまったことがアダになってしまうこともあるので注意が必要です。
日本国籍を取得するのに時間がかかる1番の理由はコレ
帰化申請の手続きは結果が出るまでトータルで一年ほどの期間がかかります。
早く決裁してもらうための方法があるわけではありません。
ただ日本国籍をはやく取得したいと思うなら、はやくそのための行動をするということが一番の近道です。
帰化申請は”大変そうだから”という理由で行動を起こせないことが
日本国籍を取得するのに時間がかかる1番の理由です。
確かに大変そうというイメージはまちがっていません。
ですが日本国籍を取得したいという気持ちがあるならできるだけ早く行動することをおすすめします。
ひとりで手続きを進めることに不安がある場合は専門家に相談してみてください。
帰化申請の費用っていくらかかる？気になるお金の疑問を解決しましょう！
