帰化申請は家族でした方がいい？個別でもできる？

帰化申請は家族でした方がいい？個別で申請することもできる？

帰化申請を検討していて家族がいる場合、みんなでした方がいいのか自分だけがすることもできるのかと迷うこともあると思います。
こちらでは帰化申請を家族でした方がいいのか個別でもできるのかについてわかりやすく解説します。

家族の中に母国のアイデンティティを大事に思う人がいたり、仕事の関係で母国籍のままでいた方が都合がいい場合などもありますよね。

その場合は自分だけ帰化申請をすることもできるんですか？

そうですね家族といってもさまざまなケースがありますから、家族全員ですることも自分だけ又は自分と子どもだけといった場合でも帰化申請をすることはできますよ。
ただし未成年の場合は親と一緒に申請することが必要です。

家族の中で帰化を希望する人と、そうでない人がいるというのは社会的に違和感があります。
その為、具体的な理由をきちんと説明することが必要になります。

外国人は日本の戸籍に入ることができませんが、家族全員が帰化することによって世帯の戸籍ができます。
そして全員が同一の戸籍に入ることができます。

戸籍とは、国民の氏名、生年月日、夫婦・親子関係などの身分を登録し、それを証明するものです。

通常帰化申請は能力条件というものがあります。
これは20歳以上で本国の成人年齢に達していないと帰化申請はできないというものです。
この例外として親と一緒にする場合は20歳未満でも帰化申請をすることができます。

子どもが就職活動をする前に、学生のうちに帰化させたいと考えている場合などは大きなメリットですね。

個別で帰化申請をする場合は、当たり前ですが必要書類を一式全て集めることになります。
ですが家族全員でする場合には重複する書類は軽減することができます。
その場合、翻訳が必要な本国書類なども枚数が減ることによって翻訳料が安くなります。

行政書士に依頼をして手続をする場合も、個別で依頼をする場合よりも家族全員でした方が二人目からは半額くらいになります。
いずれは帰化申請するなら、まちがいなく一緒にしたほうが費用はお得です。

〇家族全員でも、個別にでも帰化申請することは可能です。
〇家族内で帰化申請する人としない人がいる場合、理由の説明が必要です。
〇家族全員で帰化申請するメリットは
日本で家族全員の戸籍ができること
未成年の子どもも帰化申請することができること
個別で帰化申請する時より費用が安いこと

こうやって見ると家族全員で帰化申請した方がいい気がしますね。
家族全員で希望されている場合は一緒にやったほうが手間もかかりませんから。

家族とはいえ考え方や、それぞれの立場などがあります。
帰化申請は母国の国籍を喪失し、日本国籍の取得をする手続なので年齢の高い人のなど抵抗を感じる方もいると思います。
家族で話し合って最善の選択をしてください。