帰化申請に必要な書類ってなんですか？
”帰化申請をするためにはたくさんの必要書類を集めなくてはいけない”
ということは帰化申請を考えている方なら聞いたことがあると思います。
では具体的には何のためにどんな書類を集める必要があるのでしょうか？
帰化申請のために集める書類はすべて
”申請人が帰化申請をする要件を満たしていることを証明するための書類”です。
そのため申請者の境遇(職業・国籍・年齢・出自)によって必要書類は異なります。
このことを立証責任(りっしょうせきにん)といいます。
帰化申請に必要な書類を取得するところに分けて確認する
帰化申請の必要書類収集は役所・本国・勤め先など各所に書類を請求して取得し、それを集めていく作業です。
こちらでは書類を取得するところに分けて解説していきます。
市役所・区役所で取得する書類
住民税関係
住民税の納税証明書
住民税の課税証明書
非課税証明書（本人・配偶者の収入がない場合）
住民票・戸籍関係
住民票
住民票の除籍
戸籍謄本
除籍謄本
戸籍の附票
出生届の記載事項証明書
婚姻届の記載事項証明書
離婚届の記載事項証明書
死亡届の記載事項証明書
法務局で取得する書類
登記関係
建物の登記事項証明書
土地の登記事項証明書
法人の登記事項証明書
税務署等で取得する書類
税金関係
所得税の納税証明書
法人税な納税証明書 直近3年
消費税の納税証明書 直近3年
事業税の納税証明書 直近3年
法人都・県・市民税の納税証明書 直近1年
経営者個人の所得税納税証明書 直近3年
それ以外の納税証明書は法人経営者や個人事業者の場合に必要になるものです。
年金事務所で取得する書類
年金保険料領収書の一年分
or
年金定期便
どちらもない時
国民年金保険料納付確認書
法人経営者の場合
厚生年金保険料領収書
※厚生年金に加入していなかった場合は、帰化申請の前に厚生年金に加入します。
厚生年金加入届の控えコピー
国民年金の直近一年分の納付領収書
自動車安全運転センターから取得する書類
運転記録証明書 過去5年分
運転免許経歴証明書 （免許失効したことがある、免許取り消しされたことがあるとき）
勤務先から取得する書類
源泉徴収票 直近一年以内に転職してる時は前職分も必要。
在勤及び給与証明書 申請月の前月分
本国から取得する書類
韓国籍の方
基本証明書
家族関係証明書
婚姻関係証明書
入養関係証明書
親養子入養関係証明書
除籍謄本
父と母の家族関係証明書
父母どちらかの婚姻関係証明書
中国籍の方
出生証明書
親族関係証明書
結婚公証書
離婚公証書
養子公証明書
両親の結婚公証明書
両親の離婚公証明書
死亡公証書
国籍証書 ※帰化したら中国国籍を退出するという証書です。
それ以外の外国人の方
出生証明書
婚姻証明書
離婚証明書
親族関係証明書
国籍証明書
死亡証明書
そして本国書類には和訳分(日本語に訳したもの)を添付します。
その他準備する書類
証明書写真
スナップ写真 両親・兄弟・友人と写っているもの3枚くらい
在留カードのコピー
最終学歴の卒業証書のコピー
運転免許証のコピー
パスポートのコピー
資格証明書のコピー
賃貸借契約書の全部のコピー
営業許可証のコピー
役員・自営業者個人の確定申告書控えのコピー
源泉所得税の納付書のコピー 直近1年分
源泉徴収簿のコピー
修正申告の控えコピー
まとめ
帰化申請に必要な書類は数が多いだけではなく、申請者の境遇(職業・国籍・年齢・出自)によって取得する書類がちがいます。
自身の帰化申請に必要な書類は何かを確認するためには法務局か行政書士などの専門家に相談が必要です。
まずは本国書類を手配して届いたら一気に国内書類の収集をしましょう。
